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2025/6/5

「ふるさと兼業」新規事業プロジェクト 参加者インタビュー

2022年、株式会社アルファドライブ高知では、兼業人材マッチングサービス「ふるさと兼業」を活用して兼業人材を採用し、新規事業を検討するプロジェクトをスタートしました。

今回は、プロジェクトに参加いただたお二人に、「兼業」という形で新規事業の検討プロジェクトに参画した経緯や実際の活動に対する感想などをお聞きしました。

【プロジェクト概要】

アルファドライブの新規事業開発のノウハウやグループ内のリソースをフル活用しながら、新規事業を検討。ただ考えるのではなく、実際に顧客の声を聞きながら仮設の修正を繰り返し、たしかに顧客課題を解決するソリューションの構築をすることを目指します。兼業人材2名でチームを組み、弊社メンバーとも連携しながらプロジェクトをリードいただきます。

◼︎参加者募集ページ
【新規事業】地域産業の振興に挑戦するベンチャー企業の新規事業プロジェクトを推進するメンバーを募集。

◼︎プロジェクトスタートのお知らせ記事
AlphaDrive高知、首都圏の大手企業に所属する兼業人材の知見を生かした新規事業検討プロジェクトをスタート。「ふるさと兼業」を通じ2名を採用

【プロジェクト参加者プロフィール】

吉井 拓史さん
日揮ホールディングス株式会社 アシスタントマネージャー
林農資源事業ユニット サステナビリティ協創部

【略歴】
横浜国立大学修士課程修了後、日揮株式会社(現日揮グローバル株式会社)にて制御システムエンジニアとして海外プラントの設計・プロジェクトマネジメント業務に従事。中東、東南アジア、オセアニア、北米のプラント建設現場駐在を含む、数々の海外プロジェクトを遂行した。その後、日揮ホールディングス株式会社のサステナビリティ協創部に異動、新規事業開発を担当。社外では、CHNAGE by ONE JAPAN 2期、経産省JETRO「始動Next Innovator」プログラム7期生シリコンバレー選抜など活動中。

南 優人さん
ふるさと兼業参画当時:パナソニック株式会社 インダストリアルソリューションズ社
電子材料事業部 企画センター 事業開発部
現在:株式会社アルファドライブ イノベーション事業部

【略歴】
九州大学修士課程修了後、化学メーカーにて開発職に従事。中国・東南アジア向けの商材の開発・企画を担当する傍ら、新規技術を軸とした事業開発を経験しその魅力に引き込まれる。ふるさと兼業参画当時はパナソニックにて、BtoB向け素材部門で新規事業開発を担当。社外では、CHANGE by ONE JAPAN1期、経産省JETRO主催「始動Next Innovator」7期選抜などで活躍。ふるさと兼業他、アルファドライブのプログラムへの参加を経て、2023年より株式会社アルファドライブへ入社。

⚪︎聞き手:アルファドライブ高知 三好 正恵

未経験、異なるバックグラウンドからの挑戦

――まずはふるさと兼業に応募されたきっかけを教えてください。お二人とも大屋敷キャンプへの参加を通じて新規事業開発に興味を持たれたと伺っています。

吉井さん:大屋敷キャンプに参加した時は新規事業自体、初体験でした。

当時、社内でも新規事業開発に着手し始めたところした。私は新規事業とは別の部署でしたが興味はあったので自身でも勉強を兼ねて調べていたところ、社内の有志団体コミュニティの投稿で大屋敷キャンプの募集があることを知りました。私が高知県出身でもあるので、ぜひ参加してみたいと思ったのがきっかけです。大屋敷キャンプ(※1)に参加する中で、地域の課題を解決することに意義を感じたこと、自身が取り組んでいきたいことにもリンクしたので「ふるさと兼業」でさらに深掘りたいと思いエントリーしました。

(※1)大屋敷キャンプ:アルファドライブ高知が運営する土佐町テレワーク拠点「大屋敷」にて2021年から開催している合宿形式の新規事業開発ワークショップhttps://ohyashiki.jp/news/camp02

南さん:元々パナソニックインダストリアルソリューションズ社で新規開発を担当していたのですが、私含め周囲は新規事業に対しては素人で手探り状態でした。そんな中、自身のスキル向上のために参加したCHANGE by ONE JAPAN(※日本最大の大企業スタートアップ挑戦者支援プログラム)で講師として麻生さん(アルファドライブ代表取締役社長)が登壇されていて、新規事業開発を学び感銘を受けたところで、同じくCHANGEの講師だった土井さん(UNIDGE代表取締役社長)のFacebookの大屋敷キャンプの投稿を拝見し、アウトプットの場として参加することにしました。

大屋敷キャンプでは同じチームになった吉井さんと、3日間という短い期間の中、非常に濃い内容を学びました。道の駅に立って地域の方に一日中ヒアリングするなど今までにない経験をする中で、本気で新規事業に取り組むこと、地域の課題に地元の企業と真剣に向き合うことの大切さを実感しました。その時の感動を覚えていたので、また地域との新規事業開発をやってみたいと思い「ふるさと兼業」へ応募しました。

――実際に「ふるさと兼業」プロジェクトでお二人が取り組んだ内容について教えてください

吉井さん:まずはゼロベースから考えることがお題でした。今までインプットしてきたことをもとに仮説を整理しつつ、さらにまとめつつ、高知県の企業をサポートしたくてヒアリングを行いました。その過程で大きな課題だと感じたのが採用です。実際に高知県の企業の多くが中小企業です。採用担当者も採用以外の業務を兼務をしている方が大半で、採用に対して時間を割けない場面が多いことが分かりました。全国的に知名度のある企業は少ないため、学生や転職希望者に認知してもらうことも大変です。そこに目を付けてアプローチを開始しました。まずは実際に就職活動をしている学生は高知県の企業への就職をどう捉えているのか?を洗い出していきました。

南さん:最初は学生とのマッチングからのスタートでしたね。新卒採用以外にも大企業の人事部等による従業員向けの兼業推進の支援ソリューションなども検討しながら提案を考えていきました。

吉井さん:基本的には地方企業と大企業とのマッチング、また学生のインターンや大企業に所属している人の副業としてのマッチングに可能性を感じて提案を検討していきました。

南さん:大企業人材の兼業支援のインサイトを得たきっかけは、大屋敷キャンプの参加後に、同じ参加者の大手自動車会社の方が派遣先企業との関わりを継続し、バリューを発揮している様子を見たことです。大屋敷キャンプのようなプログラムに参加した企業に副業として参画できないかという、大企業×地方企業のマッチングを思いつきました。地方企業で働いていても、外に出て活躍したいが環境的に難しい場面と、大企業側は優秀な人を応援したいけれどリスク管理などの懸念点があるという課題があります。これを同時に解決するサービスを検討しました。仮説検証のために顧客や関係者にヒアリングしたところ、大企業側は好感触でしたが、アルファドライブの事業として進めていくということについては壁があるという結論に至りました。一方で、吉永さん(現ユーザベースNewsPicks事業部所属、当時アルファドライブ高知兼務)は、別の切り口でThinkBeyond(ユーザベース社内の新規事業検討プロジェクト)で同じ課題をもとにエントリーされています。兼業プロジェクトにおける提案については求められていることに答えきれなかったという反省点もありますが、意志は活きているので結果としてはよかったと思っています。

新規事業開発の道のり~成果と課題への向き合い方

――ふるさと兼業での業務を進めるに辺り、順調だったこと、上手く進んだことを教えてください

吉井さん:南さんとのペアはやりやすかったですね。実はお互い、ふるさと兼業に応募しているのは知らず、決まってから驚いたのですが、大屋敷キャンプでも一緒でしたし、CHANGEや経産省のスタートアッププログラムにもほぼ同時期に参加していたので、言語、文脈、目指すところが同じなのは大きかったです。もし違う人だったら、擦り合わせるところからのスタートになるので大変だったと思いますが、目線が一緒だったので何事もスムーズに進めることができました。

南さん:ペアのチームとしての進め方は吉井さんのおっしゃる通り、仮設立てから新規事業開発検討、提案までスムーズに進んだのはよかったです。アルファドライブ高知からの支援やサポートにも助けられました。橋詰さん(アルファドライブ高知)が、高知県内企業にアポを取ってくださったので、きちんとお客様の話を聞いた上で事業検討できたのは有難かったです。

――反対に苦労した点はありますか?

吉井さん:ヒアリングは実際に現場に伺うことが大事だと思うのですが、リモートでの対応のため現場で生の声を聞けなかったことは心残りです。オンラインでのヒアリングはもちろん行いましたが、回数に限界もあったので、リアルで現場の困っている感覚が掴めなかったのではないかという懸念が残りました。

南さん:顧客を身近ではない人に設定してしまったことです。実際にお金をいただくのは県外の大手企業になってしまうため、当事者意識がない人を顧客設定してしまったことは物理的に難しかったと感じています。後、既存のクライアントに対する気遣いなどが先に立ってしまいヒアリングしきれないことがあったのですが、今アルファドライブに転職した立場で振り返ると、そこまで気にしなくてもよかったのではないかと思っています。

吉井さん:今まで地元とはいえ、自身の仕事では高知県とは関わりがなかったので、少ない知識の中で課題を見つけて解決していくというのは想像していたより苦労しましたね。

ふるさと兼業の魅力と未来への展望

――今回のふるさと兼業の期間は1年間でしたが、改めて感想をお願いいたします

南さん:新規事業開発の苦しみを味わいました。週1回宇都宮さん(アルファドライブ高知代表取締役社長)にも進捗共有をしていましたが、進捗がない中でのミーティングはなかなか苦しかったですね。でも同じ会社ではないカルチャーの方と関わったことは、自身の成長にも繋がりました。後は、新規事業開発に対して真剣に取り組んでいる自分に対しても自信を持つことができました。迷うことがあっても自分は新規事業開発に戻ってくることができるという確信を持てたことは大きいです。

吉井さん:南さんはアルファドライブに入社しましたもんね。私も勉強になったし、経験にもなりました。上手くいかなかったことにも繋がりますが、新規事業は自分の気持ちをどれだけ乗せることができるかが重要だと感じました。現在は社内・外でそれぞれやり方は違いますが、森林に関する課題解決のための新規事業開発に携わっており、森林事業に対しては自分の強い想いがあります。

今回のふるさと兼業ではゼロから地域の課題解決を考えていきましたが、そこに自分の想いを直結させて我が事化するのは苦労しました。

型だけでは新規事業は生まれない、想いが大切であるということが大変勉強になりました。

今回のプロジェクトは途中で終了になってしまいましたが、同じ課題テーマに対する意志を引き継いで、南さんと吉永さんがユーザベースのThinkBeyondに挑戦してくださっているのは嬉しく思っています。

南さん:宇都宮さんもアルファドライブ高知で、高知県産商品のブランド支援に取り組んでおられますが、当時、地産外商についても検討していたので、少しでもヒントになったのなら提案は無駄ではなかったと思いますし、嬉しいですね。

余談ですが、大屋敷キャンプに参加したメンバーが始動 Next Innovator(※経産省JETRO主催の次世代イノベーター育成プログラム)のシリコンバレー選抜に毎年選ばれていますよ。アルファドライブ高知の皆さんが思っている以上に大屋敷キャンプは評価の高いプログラムです。

吉井さん:新規事業開発界隈では、もはや大屋敷キャンプに参加したことがブランドになっています。私も今年、また参加したいと検討しています。

南さん:スキルよりあの場で汗をかくことが大きな経験とその後の成功に繋がっているのだと感じています。

――今後ふるさと兼業に参加を検討されている人へメッセージがあればお願いいたします

南さん:事業開発をやっている人は100%応募した方がいいです。

結局私はアルファドライブに転職しましたが、実際に副業サービスを使うところやWillベースで仕事ができるという経験ができたことはよかったです。

吉井さん:当時、社内で副業として賃金を受け取ることが難しかったのでプロボノを選択したのですが、毎月、アルファドライブ高知の皆さんが選んだ高知県の名産が送られてくるのも楽しみでした。新規事業開発は未経験の状態からでしたが、ふるさと兼業を通じて生みの喜びも苦しみも経験できたことが、自身の成長に繋がりました。貴重な機会なのでぜひ応募してみてください。

――本日はお忙しいところ貴重なお話を伺いましてありがとうございました。

お二人が未経験から新規事業開発に真摯に取り組まれたこと、熱い想いもお伺いできて私自身も非常によい時間を過ごさせていただきました。

ふるさと兼業への挑戦。新しいアイデアやビジネスを実現する一歩が、ここから始まるのかもしれません。

AlphaDrive高知は「ふるさと兼業」の地域パートナーです

AlphaDrive高知は兼業人材マッチングサービス「ふるさと兼業」の地域パートナーとして、高知県内の企業様と首都圏のビジネスパーソンを中心とした兼業人材をマッチングするサービスを提供しています。ご関心がございましたら問い合わせフォームよりお問い合わせください。

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【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社アルファドライブ高知
https://kochi.alphadrive.co.jp/contact

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